スポニチアネックスの記事
池江璃花子、悲痛…五輪“開催ありき”への矛先向けられ「苦しい」
2021年5月8日 05:30白血病から驚異の回復で東京五輪代表に内定した競泳の池江璃花子(20=ルネサンス)が7日、自身のツイッターを更新。新型コロナウイルス感染拡大の収束が見えない中、自身のSNSに五輪出場辞退や五輪開催反対に賛同を求める声が寄せられていることについて、異例の5連続投稿による長文で苦しい胸の内を明かした。
《池江のツイート全文》(原文のまま)
いつも応援ありがとうございます。Instagramのダイレクトメッセージ、Twitterのリプライに「辞退してほしい」「反対に声をあげてほしい」などのコメントが寄せられている事を知りました。もちろん、私たちアスリートはオリンピックに出るため、ずっと頑張ってきました。
ですが、今このコロナ禍でオリンピックの中止を求める声が多いことは仕方なく、当然の事だと思っています。私も、他の選手もきっとオリンピックがあってもなくても、決まったことは受け入れ、やるならもちろん全力で、ないなら次に向けて、頑張るだけだと思っています。
1年延期されたオリンピックは私のような選手であれば、ラッキーでもあり、逆に絶望してしまう選手もいます。持病を持ってる私も、開催され無くても今、目の前にある重症化リスクに日々不安な生活も送っています。私に反対の声を求めても、私は何も変えることができません。ただ今やるべき事を全うし、応援していただいてる方達の期待に応えたい一心で日々の練習をしています。
オリンピックについて、良いメッセージもあれば、正直、今日は非常に心を痛めたメッセージもありました。この暗い世の中をいち早く変えたい、そんな気持ちは皆さんと同じように強く持っています。ですが、それを選手個人に当てるのはとても苦しいです。
長くなってしまいましたが、わたしに限らず、頑張っている選手をどんな状況になっても暖かく見守っていてほしいなと思います。
《インスタも更新》池江は7日夜、インスタグラムのストーリーズも更新。「Twitter更新しました」との投稿に続き、「一度の発信でSNSのコメントは削除されても見た人の記憶には一生残ります」とつづった。自身のSNSに寄せられた五輪辞退などを求めた書き込みなどが削除されても、受けた心の傷は簡単には癒えないとの心境を語ったと思われる。
池江璃花子、悲痛…五輪“開催ありき”への矛先向けられ「苦しい」 - スポニチ Sponichi Annex スポーツ白血病から驚異の回復で東京五輪代表に内定した競泳の池江璃花子(20=ルネサンス)が7日、自身のツイッターを更新。新型コロナウイルス感染拡大の収束が見えない中、自身のSNSに五輪出場辞退や五輪開催反対に賛同を求める声が寄せられていることについ...
(池江璃花子選手のツイート)
いつも応援ありがとうございます。
Instagramのダイレクトメッセージ、Twitterのリプライに「辞退してほしい」「反対に声をあげてほしい」などのコメントが寄せられている事を知りました。もちろん、私たちアスリートはオリンピックに出るため、ずっと頑張ってきました。ですが、↓— 池江 璃花子 (@rikakoikee) May 7, 2021
ネットの反応
悲しいを通り越す話。
自分の正義が世の中や相手の為の正義ではない事もある。
SNSやってるから、こういう仕事だから、有名人だから言われても仕方がないっていう人が言ったり賛同したりしているんだろうな。
自分が「出ない&観ない&参加しない」って意見を身体を張ってがんばってきた池江璃花子に強要するのは大きな間違いだと思う
泣いた。意味分かんない。お門違いすぎて。
ぶっちゃけ、スポーツも五輪も、そこまで興味はないけど、池江璃花子選手みたいな人を侮辱する輩は絶対に許せない。
俺はオリンピック延期が無理なら中止するしかないと思ってるけど
だからといって中止論を選手にぶつけるのは絶対に間違いです。
ぶつける相手が違います。
書いた人達は気まずくなればさくっとツイ消しリプ消しではい終了
書いた文章を消したって言われた本人の心には突き刺さったまんま
池江璃花子に言わないでよ。。。。
白血病治してやっとここまできたんだよ。。。選手にいうことじゃないでしょ
池江璃花子選手に対する辞退強要メール等を脅迫罪で捜査すべきです。
今後、同様のことが起きないようにするためにも徹底的に行ってください
もの凄い数でした。目を覆いたくなる汚い言葉も沢山ありました。匿名の人間から毎日、これを怒涛の様に送られたら、とてつもない心痛ですよ。これを『正義 』とか『普通』と思ってやってるのは正気の沙汰とは思えんです。
「池江璃花子選手への辞退強要」 https://t.co/XM3ax7LzqE
— 三浦マイルド (@miuramildinfo) May 7, 2021
関連記事など
(女性自身PRIME)
(日刊スポーツ)
(TBS)