朝日新聞の記事
伊都国「王墓」ガラス玉、「草原の道」から 中央アジア出土品と一致
2021年9月18日 16時47分福岡県糸島市の弥生時代末の墳丘墓・平原(ひらばる)遺跡で出土したガラス玉が、ユーラシアのシルクロードの一つ「草原の道」を旅してもたらされたとみられることが、奈良文化財研究所(奈文研)の田村朋美主任研究員らの分析で判明した。日本や東アジアに類例がないガラス玉で、どこからもたらされたか不明だった。
18日にオンラインで開かれた日本文化財科学会大会で報告された。ガラス玉の成分が、モンゴルやカザフスタンで出土した類似品と一致した。
平原遺跡は「魏志倭人伝」に邪馬台国とともに登場する伊都(いと)国の王墓とされ、1960年代の発掘調査で銅鏡40面や多数のガラス玉などが出土した。今回分析されたのは、その中の青い2層構造のガラス玉が複数つながった「重層ガラス連珠(れんじゅ)」。
田村さんは、古代のガラス交易路の調査で訪れたモンゴルで、弥生時代と同時期に栄えた騎馬民族・匈奴(きょうど)の墓で出土したガラス連珠が平原遺跡のものと色や形がよく似ていることを確認。また、文化庁による奈文研とカザフスタン国立博物館の拠点交流事業でも、同じ連珠がカザフスタンの遺跡で出土しているのを見つけた。
そこでモンゴル、カザフスタン両国の研究機関や平原遺跡の出土品を収蔵する糸島市立伊都国歴史博物館と協力し、3遺跡の連珠の成分を蛍光X線分析装置で測定。その結果、どの連珠もナトロンという塩類を使ったソーダガラスで、アンチモン、マンガンなどの微量成分を含んでおり、同じ場所で作られた可能性が高いことが分かった。
(記事の続きは朝日新聞のサイトでご覧ください)
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福岡県糸島市の平原遺跡で出土したガラス玉が、シルクロードを旅し運ばれたとみられることがわかりました。
「伊都国には海外の様々な物資がもたらされたのだろう」(専門家) pic.twitter.com/ZT88NIKr3d
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) September 18, 2021
ネットの反応
この遺跡の中には割られた大量の鏡が出土してたよね
弥生時代は既に国際的、地球規模で交流があったのかもねえ
研究が進むとカラフルな国際的な色が見えてくる
新羅のローマンガラスもこのルートだろうなあ
平原の墓は興味深いんだよな
近畿地方中心に広がった方形周溝墓に木棺
墓制が九州では珍しい
中央アジアから草原の道を通って漢を経て、はるばる日本にたどり着き宝物になった蒼のガラス連珠。ローマと日本が繋がっていたんだなぁ
神功様や卑弥呼の時代だね
こ、これはラピスラズリ色!古代ガラスの初期は天然石で作る品の代替品である事が多かったそうですがまさしくまさしく!伊都にこれが!?え?これは管玉?成型は?製法は?吹きガラス?
日本はみずほの国
みずほ銀行のように神様が色々なシステムを
連結して作ったのだ
そして開発担当者の神はもういない
伊都国は糸島だし
邪馬台国も八女でいいよな
平原王墓は歴代の伊都国王墓から南にだいぶ離れているらしいから伊都国王とは認められていなかったと思う、邪馬台国女王卑弥呼が生まれ故郷の平原に埋葬されたと思っている。王墓の中でもスペシャルクラスの王墓だった。
関連情報
(NHK)
(ろいアンテナ)
(文化遺産オンライン)
(ふくおかインターネットテレビ)
(糸島市)
(日本文化財科学会)
(産経新聞)2016年6月